三石巌先生との出会い
三石先生は、健康自主管理を実践するために1982年、健康食品の会社(株)メグビーを立ち上げられ、三石理論による分子栄養学に基づいたメグビー補完食品を三石先生の工場で製造して飲んでいらっしゃいました。1997年、96歳でお亡くなりになる直前まで、スキーを楽しみ、講演会や執筆活動をなさっていました。
出会いは、思いがけない時にやってきました。私は大阪T市のドラッグストアに転職し店長として勤務していました。風邪に風邪薬、頭痛に頭痛薬を販売する仕事。対症療法ではなく、他に何か人を健康にする方法がないのか、と模索していました。パソコンもスマホもなかったころです。毎日仕事帰りに本屋に立ち寄り探していました。1982年3月、書店の棚で「メガビタミン健康法」を見つけました。著者は物理学者三石巌先生。読み進めるとぐんぐん内容に引き込まれました。今までに読んだ健康本とは明らかに内容が違い、論理的でした。
人は一人ひとり体質差の弱点があり、その体質差は遺伝子の違いによるもので、個体差に合わせて、栄養を抜かりなく摂ることで健康レベルが高くなり体質の弱点をカバーできるという内容でした。栄養とは、タンパク質、ビタミンミネラル、活性酸素除去物質のことで、摂取する各栄養の質と量が健康に大きく影響するというのです。すぐに、三石先生に手紙を書きました。先生からの手紙が届き、すぐに指示されたメグビー補完食品を購入し自分で試してみました。「ビタミンC健康法」「ビタミンE健康法」などむさぼるように読みました。疑問点をお聞きしようと三石先生宅にお電話しました。奥様が出られ「三石は執筆中でございます。執筆を中断されるのをひどく嫌います。ご質問でしたら、教え子の半田にお電話してください。」半田先生へのお電話で解決しました。ある日、半田先生からお電話で「三石先生一行が旅行で京都へ行くので京都駅の喫茶店で会えませんか」と。二つ返事でお願いしました。当日、三石先生、奥様、半田先生、事務の井沢さんとお会いできました。こちらは、私と彼女(家内)と私と同じ職場の山田さんでした。三石先生は、ぜんざいをご注文されました。先生は鉛中毒による糖尿病なのに大の甘党なのです。三石先生の理論による分子栄養学で体をコントロールすれば、糖尿病でもカロリー制限をしなくてよいのだ、と納得しました。三石先生は、プロテインのこと、ビタミンのこと、ミネラルのこと、いろいろお話しいただきました。プロテインを飲みやすくできないかお尋ねすると、成分濃度が低くなって三石理論にそぐわなくなる、と。その後、三石先生が講演会で大阪にお見えになった時は必ず出席し、出席できない講演会は、カセットテープをお送りいただきました。半田先生には、お電話で頻繁に疑問点をおたずねしました。ある日、五つほど質問をおたずねすると、お答えいただいた後に、「三石先生は自分の頭で考えなさい、とおっしゃっていましたよ。」と。ショックでしたが、それからは、文献を読み漁り、三石理論による分子栄養学の考え方で、突き詰めて考えるように努力しました。もちろん、今でも三石先生のご著書はバイブルですし、私も家内も子供もメグビー製品で健康管理をしていて、2025年で43年目になります。タクボ薬品でもお客様に健康管理にメグビー製品をお勧めしています。


